本サイトでは、少しでも金利の高い銀行・信用金庫の定期預金を紹介していますが、いくら金利が高い銀行があったとしても、そこに全財産を預け入れるのは危険です。
新規口座開設者限定のスタートアップ円定期預金、1年 年0.85%(税引前、2025.3.10までのキャンペーン金利)と好金利。
*3カ月 年1.20%(税引前)もあり
さらに新規口座開設で1,500円、各種条件を満たすと最大31,000円がもらえます(要エントリー)。
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ペイオフ [預金保険制度]
ペイオフ、銀行が破綻しても、元本1,000万円とその利息までは預金保険制度により補償されるというものです。
言い換えれば1,000万円までしか補償してくれないという事です。
同じ銀行に1,000万円以上を預け入れ、もし、その銀行が破たんした場合、1,000万円以上の部分については全額返ってくる保証はありません(その金融機関の財産状況に応じて支払われます)。
金融機関の破たんはいつ起こるか分かりません。
だからこそ、いくら金利が高い銀行があったとしても、そこに1,000万円以上を預入する事は避けた方が無難でしょう。
企業型確定拠出年金・個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の定期預金にも注意
企業型確定拠出年金、個人型確定拠出年金(iDeCo)で、定期預金に預入している方も多いかと思います。
この場合にもペイオフが適用されます。
確定拠出年金だからといって全額補償されるわけではありません。保護されるのは1,000万円(+その利息)までです。
さらに、確定拠出年金でA銀行の定期預金に預入、確定拠出年金以外でもA銀行に預入している場合、その両方が合算された1,000万円までが保護の対象となります。
保護されるのは、1人あたり、1金融機関で合算された1,000万円(+その利息)までです。
勿論、A銀行に支店をわけて複数の口座を持っている場合も、合算された1,000万円までです。
特に、確定給付企業年金から企業型確定拠出年金に制度移行された方の場合、確定拠出年金内に多額の資金があるケースもありえます。
ご注意ください。
1,000万円以上預入する場合
どうしても、1つの銀行に1,000万円以上を預入する場合、決済用預金(*)を開設し、そこに預けるようにしましょう。
*決済用預金 : 利息は付きませんが、全額保護されます。口座開設時に手数料が必要となる場合もあります。
例えば、住宅購入時の支払いの為、数千万円を一時的にせよ同一銀行に預入せざるを得ない場合もあります。短期間ですが、もし心配であれば決済用預金の利用をお勧めします。
退職金限定定期預金
一度に多額の資金を手にする退職金。
「退職金限定定期預金(*)」として高金利の定期預金を提供している金融機関もありますが、これも1金融機関1,000万円以内に抑え、複数の金融機関に分散する事をお勧めします。
勿論、退職金限定定期預金は短期の定期である事が多く、その間、破綻するリスクがあるかないかは、ご自身の判断ですが。
(*)退職金限定定期預金として、投資信託と定期預金がセットになっているプランもあります。このようなプランで取扱っている投資信託は購入時手数料や信託報酬等のコストが高い場合が多く、本サイトではお勧めしません。
外貨預金
多くの銀行で宣伝したり、勧められる事の多い外貨預金、これは、これは預金保険制度の対象外です。1,000万以内でも保護されませんので、ご注意を。
外貨預金の金利は下記ページを参照して下さい。
貯蓄として1,000万円以上預入する場合は個人向け国債がお勧め。
個人向け国債の場合、預金保険制度の対象ではありませんが、国が発行、約束している商品です。
勿論、日本国が破綻するような事態になれば、個人向け国債と言えども安全とは言えませんが、その時は、円の価値自体が無くなっている事でしょう。
また、個人向け国債は、銀行・証券会社を通して購入しますが、その購入金融機関が破綻しても問題ありません。
難点は、現時点の利率が低い事。
ただ、個人向け国債の購入でキャッシュバックキャンペーンを行っている証券会社が多くあります。これをうまく利用すれば、実質的に高金利定期預金より高い金利となる場合もあります。
最新の個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンは下記ページを参照して下さい。
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非常用資金として、インターネット銀行、インターネット支店以外にも口座を持っておく。
本サイトで紹介している高金利の定期預金は、どうしてもインターネット専業銀行や、地方銀行・信用金庫のインターネット支店となってしまいます。
難点は緊急時におろせない事。もし、自宅が地震で崩壊したり、火事になってしまった場合、ネットはスマホで何とかなるにしろ、口座番号は分からない、まして、定期預金に預けている場合、すぐに途中解約出来ない事もあり得ます。
かといって、タンス預金は火事の場合、意味がないですし。。。
こういった非常時のために、少なくとも当面の生活費や実家等に避難する為の交通費程度は、近所の金融機関に預けておきましょう。
まだ記憶に新しい2016年4月の熊本地震。
こういう時に頼りになるのがゆうちょ銀行。全国どこでも郵便局はありますし、非常時の対応も早いです。熊本地震の際は、翌日には「通帳や印鑑無しでも、20万円までは引き出せる」という対応をしています。
勿論、大震災の時、お金があったとしても、食料が購入できるか、あるいは交通機関がマヒして実家に避難できるかどうかはわかりませんが、持っていないよりは安心できるでしょう。
銀行、信用金庫の定期預金金利情報は下記ページを参照して下さい。