毎月の生活費や給料の振込先、近いうちに使う可能性があるかもしれない資金、ボーナス時期の高金利キャンペーンを狙って一時待機させている資金、そんな資金でも、なるべく高金利の普通預金を使って効率的に資産運用しましょう。
メガバンクの普通預金では0.10%の金利しかつきませんが、これの数倍の金利がつく銀行がいくつかあります。そんな高金利普通預金を扱っている銀行を紹介します。
*普通預金金利は変動金利です。金利情勢などにより金利が変更される場合があります。
*金利は年利・税引前表記
[最終更新日 : 2024年8月29日]全て最新の情報に更新。
金利は特に断りのない限り2024.8.29 10:50時点、または同時点で発表があった改定後の金利。
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見出し
- 1 日銀政策金利利上げによる普通預金金利アップ状況 2024年8月~10月 ～全国から口座開設可能なインターネット銀行・インターネット支店を中心として~
- 2 東京スター銀行の普通預金 給与振込・年金受取、資産運用などで最大金利0.50%
- 3 島根銀行スマートフォン支店の普通預金 無条件で金利0.35%
- 4 SBI新生銀行の普通預金 ダイヤモンドステージで金利最大0.30%
- 5 auじぶん銀行の普通預金(auマネーコネクト) 金利最大 0.31%(2024.10.1以降)
- 6 MATSUI Bank (住信SBIネット銀行 マツイ支店) 金利0.20%
- 7 UI銀行 無条件で金利0.20% (2024.9.2以降)
- 8 あおぞら銀行 BANK(旧インターネット支店) 普通預金金利 0.20%
- 9 楽天銀行の普通預金(マネーブリッジ) 金利 0.18% (2024.9.1以降)
- 10 GMOあおぞらネット銀行の普通預金(証券コネクト口座) 金利0.11%
- 11 イオン銀行の普通預金 「Myステージ」で0.02~0.15%(2024.10.1以降)
- 12 SBJ銀行 (SBJダイレクト)「普通預金プラス」0.18%(2024.8.19より)
- 13 まとめ
日銀政策金利利上げによる普通預金金利アップ状況 2024年8月~10月 ～全国から口座開設可能なインターネット銀行・インターネット支店を中心として~
2024年7月31日の日銀の追加利上げに伴い、各銀行、普通預金金利の引き上げを発表しています。
そこで、主にネット銀行やインターネット支店を中心に、現時点で判明している金利引き上げ状況をまとめます。
*特定の携帯料金プランとの組み合わせが条件の場合を除く
[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]
| 銀行・口座 ステージ等 |
金利 | 条件 | |
| 改定後 [改定日] |
改定前 | ||
| 東京スター銀行 | 0.50% 0.40% [2024.9.1] |
0.30% 0.25% |
下記3条件のうちいずれか 2つを満たすと0.30%-->0.50%、 1つを満たすと0.25%-->0.40%。 1.給与・年金受取口座 2.資産運用商品300万円以上保有 3.NISA口座保有かつ投資信託を購入 |
| 島根銀行 スマートフォン支店 |
0.35% [2024.8.9] |
0.25% | 無条件 |
| SBI新生銀行 ダイヤモンドステージ |
0.30% [2024.8.9] |
0.15% | SBI証券とのSBI新生コネクト設定で ダイヤモンド |
| auじぶん銀行 | 最大 0.31% [2024.10.1] |
最大 0.23% |
通常金利0.03%-->0.11%に ・au Payとの口座連携 +0.05% ・au Payカード引落とし +0.05% ・auマネーコネクト設定 +0.10% (auカブコム証券口座要) *auマネ活プラン加入者は最大0.33 -->0.41%(2024.10.1以降) |
| 住信SBIネット銀行 マツイ支店 (MATSUI BANK) |
0.20% | 松井証券の口座要 | |
| UI銀行 | 0.20% [2024.9.2] |
0.10% | 無条件 |
| あおぞら銀行BANK | 0.20% | BANK口座限定 | |
| きらやか銀行 ネットきらやか さくらんぼ支店 |
0.20% [2024.9.2] |
0.10% | 無条件 |
| 楽天銀行 マネーブリッジ |
0.18% [2024.9.1] |
0.10% | 楽天証券との口座連携 (300万円超は旧0.04%-->改定後0.12%) |
| SBJ銀行 普通預金プラス |
最大 0.18% [2024.8.19] |
最大 0.10% |
通常金利0.02%+特別金利0.08% 2024.8.19から 通常金利0.02%+特別金利0.08% 特別金利は月内の最低残高 (上限1,000万円)に付与 |
| イオン銀行 | 最大 0.18% [2024.10.1] |
最大 0.15% |
ステージに応じて (改定前)0.02%/0.02%/0.03%/0.05%/0.15% (改定後)0.10%/0.10%/0.11%/0.13%/0.18% |
| ソニー銀行 | 0.15% [2024.8.5] |
0.02% | 無条件 |
| SBI新生銀行 (除くダイヤモンド ステージ) |
0.11% [2024.9.2] |
0.03% | |
| 住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金 |
0.11% [2024.10.1] |
0.03% | SBI証券の口座要 |
| GMOあおぞら ネット銀行 証券コネクト口座 |
0.11% *2024.10.1に金利改定 がありますが 証券コネクト口座の 金利変更は無 |
GMOクリック証券の口座要 | |
| 住信SBIネット銀行 普通預金 |
0.10% [2024.10.1] |
0.02% | |
| 三井住友銀行 | 0.10% [2024.8.6] |
0.02% | |
| 三菱UFJ銀行 | 0.10% [2024.9.2] |
0.02% | |
| みずほ銀行 | 0.10% [2024.9.2] |
0.02% | |
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東京スター銀行の普通預金 給与振込・年金受取、資産運用などで最大金利0.50%
東京スター銀行では、下記(1)~(3)のいずれか1つの条件を満たせば0.40%、さらに2つ満たせば0.50% (2024.9.1より)。
(1)給与・年金受取口座(*)
(2)月末に資産運用商品300万円以上
(3)月内に投資信託購入かつ月末にNISA口座保有
(*)取引明細の摘要に「給与振込(または給振)」または、
年金(老齢年金、障害年金、遺族年金)を受取、取引明細の摘要に「年金」と記載がある事
東京スター銀行は主要都市しか支店がありませんが、主要コンビニや都市銀行のATMが月8回まで実質無料で利用可能、他行宛て振込も月5回まで実質無料ですので、支店がお近くになくても多くの方にとって問題ないでしょう。
勿論、口座開設は全国どこからでも可能です。
詳細は下記公式サイトでご確認下さい。
公式サイト東京スター銀行
島根銀行スマートフォン支店の普通預金 無条件で金利0.35%
無条件で最高水準の金利0.35%となるのが島根銀行スマートフォン支店。
2022.9.26の開業時に0.25%でスタートし、2024.8.9に0.35%に引き上げられました。
対象となるのはスマートフォン支店限定の「しまぎんふるさと普通預金」(通称：TAMERU)
預金残高に応じて他行宛て振込手数料が一定回数無料になるサービスもあります。
島根銀行スマートフォン支店の詳細は下記記事をご覧ください。
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SBI新生銀行の普通預金 ダイヤモンドステージで金利最大0.30%
SBI新生銀行ではステップアッププログラムでのステージに応じて各種優遇を受けられますが、その中の最高位ダイヤモンドステージになれば普通預金金利 0.30%になります。
2024.8.9に0.15%から0.30%にアップしました。
所定の投資商品や対象商品の取引金額を満たす事でもダイヤモンドステージになれますが、最も簡単なのがSBI証券との連携サービス、SBI新生コネクトを設定する事。
取引条件などはなく、単に設定するだけです。
*新規口座開設で1,500円、各種条件を満たすと最大31,000円がもらえます(要エントリー)。
公式サイトSBI新生銀行
*SBI証券口座も同時に申込出来ます。
既にSBI新生銀行の口座を持っている方はSBI証券の口座を開設して下さい。
公式サイトSBI証券
auじぶん銀行の普通預金(auマネーコネクト) 金利最大 0.31%(2024.10.1以降)
*2024.10.1以降の金利です。
それまでは最大0.23%(マネ活プラン加入者は最大0.33%)
GMOあおぞら銀行、楽天銀行同様、auじぶん銀行も、auカブコム証券との口座連携サービス「auじぶん銀行自動引落(口座振替)※リアル版」(auマネーコネクト)を設定するだけで普通預金金利が0.21%となります。
auマネーコネクトは、楽天銀行、楽天証券のマネーブリッジと類似のサービスです。(勿論、無料)
さらに、
au PAYとの口座連携(+0.05%)
au PAYカードの口座引落(+0.05%)
を組合わせると、普通預金金利が0.31%となります。
*auマネ活プラン加入者はゴールドカード特典などを合わせると最大0.41%となります。
公式サイトauカブコム証券
(auじぶん銀行も同時に口座開設できます)
auじぶん銀行の詳細は下記記事をご覧ください。
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MATSUI Bank (住信SBIネット銀行 マツイ支店) 金利0.20%
証券口座の開設だけという簡単な条件で高金利となるのがMATSUI Bank(住信SBIネット銀行 マツイ支店)の普通預金。
松井証券の口座開設、及びMATSUI Bankの口座開設だけで、取引条件などはありません。
ATM利用手数料、他行宛て振込手数料、月5回まで無料と利便性も高い銀行です。
公式サイト松井証券
MATSUI Bankの詳細は下記記事(姉妹サイト)をご覧ください。
UI銀行 無条件で金利0.20% (2024.9.2以降)
東京きらぼしフィナンシャルグループのインターネットバンク(デジタルバンク) UI銀行、定期預金の金利の高さで定評がありますが、普通預金の金利も高くなっています。
2024.9.2より普通預金金利 0.20%になります。
しかも無条件です。
公式サイトUI銀行
UI銀行の詳細は下記記事をご覧ください。
あおぞら銀行 BANK(旧インターネット支店) 普通預金金利 0.20%
*あおぞら銀行インターネット支店は2019.7.16からBANKに名称が変更になりました。
あおぞら銀行BANKの普通預金金利は無条件で0.20%です。(BANK限定)
ATMもゆうちょ銀行が無料で使用でき、さらに条件により他行宛て振込手数料が最大月5回無料となる特典もあります。
公式サイトあおぞら銀行BANK
あおぞら銀行BANKの詳細は下記ページもご覧ください。
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楽天銀行の普通預金(マネーブリッジ) 金利 0.18% (2024.9.1以降)
*2024.9.1以降の金利です。
それまでは0.10%(300万円まで)/0.04%(300万円超)
楽天証券、楽天銀行との連携という簡単な条件で高金利となるのが楽天銀行の普通預金(マネーブリッジ)。
楽天証券の口座開設、マネーブリッジの設定を行うだけで普通預金金利(300万円以内)が0.18%となります。
マネーブリッジは、楽天銀行、楽天証券間の資金の移動を無料で行えるサービスで、楽天銀行、楽天証券の口座開設を両方行い、マネーブリッジの申込をネット上で行うだけです。(勿論、無料)
*残高300万円超の部分については0.12%となります。
楽天銀行の詳細は下記記事をご覧ください。
GMOあおぞらネット銀行の普通預金(証券コネクト口座) 金利0.11%
証券口座の開設だけという簡単な条件で高金利となるのがGMOあおぞらネット銀行の普通預金(証券コネクト口座)。
GMOクリック証券の口座開設、そして証券コネクト口座を開設すれば金利が0.11%となります。
*GMOあおぞら銀行は2024.10.1に普通預金・定期預金の金利改定を行いますが、残念ながら証券コネクト口座の金利変更はなく0.11%のままの予定。0.11%だとメガバンクとそう変わらず、あまり魅力はありませんね。
証券コネクト口座は銀行・証券の資金連携サービスで、証券コネクト口座の資金がそのままGMOクリック証券の買付余力となります。
また、GMOあおぞらネット銀行は、無条件で他行宛て振込回数が1回無料になる等(条件によりさらに無料振込回数を増やす事も可能)、利便性としても問題ありません。
未だGMOクリック証券の口座を持ってない方は、下記公式サイトよりGMOクリック証券、GMOあおぞらネット銀行両方の口座を同時に開設する事が出来ます。
公式サイトGMOクリック証券 
GMOあおぞらネット銀行の詳細は下記記事をご覧ください。
*Habittoとの提携サービス口座ならば円普通預金100万円以下の部分が0.30%になります。
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イオン銀行の普通預金 「Myステージ」で0.02~0.15%(2024.10.1以降)
*2024.10.1以降の金利です。
それまでは最大0.15%。
イオン銀行の普通預金金利は「イオン銀行Myステージ」で決まります。
| ステージ | 必要なイオン銀行スコア | 普通預金金利 |
| なし | 20点未満 | 0.10% |
| ブロンズ | 20点以上 | 0.10% |
| シルバー | 50点以上 | 0.11% |
| ゴールド | 100点以上 | 0.13% |
| プラチナ | 150点以上 | 0.18% |
各種取引で獲得できるイオン銀行スコアによりステージ、そして、それに応じた普通預金金利が決まります。
プラチナだと0.18%ですが、イオン銀行スコア150点以上は投資信託、外貨預金をそれなりの金額保有していないとなかなか難しいように思えます。
Myステージの詳細は下記記事を参照して下さい。
イオン銀行の詳細は下記記事もご覧ください。
SBJ銀行 (SBJダイレクト)「普通預金プラス」0.18%(2024.8.19より)
*2024.8.19以降の金利です。
それまでは最大0.10%
2019年9月25日より始まった新しい普通預金「普通預金プラス」。
「普通預金プラス」の普通預金金利は0.18%です。
通常金利 0.10%に特別付与金利0.08%が付与され合計で最大0.18%となります。
但し、特別金利は毎月計算され、その月の中で最も預入金額が少なかった日の残高(上限1,000万円)に対して追加利息が付与されます。
例えば、ある月の月初(1日)に1,000万円預けたとしても、月内の1日でも残高が100万円になれば、100万円に対してだけ年利0.08%の1ヶ月分の特別金利が付与されます。残高0の日があれば特別金利はありません。
SBJ銀行は定期預金の金利の高さでも定評があり、無リスク資産の預け先としておすすめできる銀行です。
無料で使えるATMの多さ、さらに無条件で他行宛て振込手数料が月5回無料となる特典もあります(インターネットバンキング、SBJダイレクトの場合)。
公式サイトSBJ銀行
SBJ銀行の詳細は下記ページもご覧ください。
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まとめ
1年など長期の定期預金には預けられない資金も、高金利の普通預金で少しでも効率よく運用しましょう。
証券口座開設に抵抗のない方はSBI新生銀行、MATSUI Bank、auじぶん銀行など、
証券口座を開きたくない方は、島根銀行スマートフォン支店、東京スター銀行、UI銀行、あおぞら銀行BANK等が
好金利の普通預金を扱っています。
普通預金、定期預金の最新の金利ランキングは下記記事をご覧ください。
