ATMの利便性、無条件で1回無料となる振込手数料などから生活口座としてもお勧めできるソニー銀行の魅力を紹介します。
[最終更新日:2022.7.25]為替手数料 比較対象の住信SBIネット銀行の手数料改定を反映。
[2021.9.30]2021.10.1からの振込手数料改定を反映。
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見出し
ソニー銀行の概要
- ソニー銀行株式会社
- 公式ホームページ
- 本社 : 東京都千代田区
- 設立 : 2001年4月2日
- ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(東証1部)の100%出資
- インターネット専業銀行
主な特徴
多くのATMが無料(最低でも4回)で使える
ボーナス時期の定期預金キャンペーン
振込手数料が最低でも月1回、最大11回無料
Visaデビット機能付きキャッシュカード
Sony Bank WALLETで無料振込回数+1回
外貨預金・投資信託にもお勧め
口座開設
- 日本全国どこでもネットでのペーパーレス口座開設が可能(郵送不要)。
- 郵送での口座開設も可能。
ソニー銀行のサービス
優遇プログラム Club S
ソニー銀行では優待プログラム Club Sで決まるステージにより各種優遇特典を受けられます。
*2017年2月から(判定は2016年12月末)から、従来の外貨預金優遇制度からClub Sに変更されました。
*2019年1月積立分よりシルバー獲得条件の外貨積立、投資信託積立が5万円以上から3万円以上に引き下げられました。
*2019年1月7日よりAMT引出無料回数が変更になりました。従来はステージによらずセブン銀行、イオン銀行は無制限、その他ATMは月4回まで(プラチナは無制限)でしたが、今後は下表のようにステージに応じて無料回数が決まります。
(スマホの方は横にスクロールしてご覧ください。)
ステージ無 | シルバー | ゴールド | プラチナ | |
判定条件 | 無条件 | 下記のいずれか 1.円預金を含む 月末総残高(*1) 300万円以上 2.外貨積立 月3万円以上 3.投資信託 積み立てプラン 月間合計額 3万円以上。 |
(1),(2),(3)の合計額(*2) (1)月末外貨預金 残高 (2)月末投資信託残高 (3)20日時点のWealthNavi for ソニー銀行 の資産評価額(円換算) |
|
500万円以上 | 1,000万円以上 | |||
(*1)円普通、円定期、円定期plus+、為替リンク預金(円スタート型)、 外貨預金、投資信託、WealthNavi for ソニー銀行の残高合計 (*2)外貨、外貨建て商品は円換算額 |
||||
無料 振込回数 |
月1回(2回) | 月3回(4回) | 月5回(6回) | 月10回(11回) |
()はSony Bank WALLETありの場合 | ||||
ATM無料回数 | 月4回 | 月7回 | 月15回 | 無制限 |
Sony Bank WALLET キャッシュ バック率 |
0.5% | 1.0% | 1.5% | 2.0% |
他にも、為替コスト(後述)、外貨定期預金金利、仕向け外貨送金手数料、Sony Bank WALLET 海外ATM利用料無料回数に特典有。
ソニー銀行をメインバンクとするなら、円定期預金等で300万円確保してシルバーを目指したいですね。2017年より投資信託の積立も判定条件に加わりましたが、月5万円3万円以上(2019年1月より引下げ)とかなり厳しい条件です。
ゴールド、プラチナはさらにハードルが高くなります。
尚、住宅ローン残高があれば最長5年間、FX取引 月間1,000枚以上でも、それぞれ1ランクアップします。(両方満たせば2ランクアップ)
他行宛て振込手数料が最低でも1回は無料
最低でも月1回、Sony Bank WALLET所有で月2回、他行宛て振込手数料が無料となります。さらに、優遇プログラム Club Sにより最大11回無料。
住信SBIネット銀行やSBI新生銀行に比較するとステージアップの条件が厳しいのが難点。ただ、Sony Bank WALLET所有だけで月2回無料というのは他の銀行より簡単に達成できます。
無料回数を超えた場合は1回110円(税込,2021.10.1より)がかかります。
Sony Bank WALLET
Visaデビット機能(*)付きのキャッシュカード。年会費、新規発行手数料(キャッシュカードからの切り替え手数料)は無料です。
所有するだけで、振込無料回数が+1回増えますので持っていて損はありません。
*デビットカード : 銀行の普通預金の範囲内でショッピングに利用可能。使用した金額は、即時に普通預金から引き落とされます。
海外でも外貨普通預金を決済口座として利用できます。対象10通貨であれば、VISA加盟店でショッピング時の手数料もかかりません(外貨口座残高がある場合)。
さらに、国内ショッピングでSony Bank WALLETを使用するとキャッシュバックがあります。無条件で0.5%。Club Sにより最大2.0%まで上がります。ここまでくると高還元のクレジットカードよりお得ですね。(キャッシュバック上限20万円/月)
手数料無料のATMが多数
主要コンビニを含む多くのATMが最低4回は無料で利用できます。
最低月4回までという制限がつきますが、無料ATMの利便性という点ではSBI新生銀行とならんでトップクラスです。月4回あれば十分という方も多い事でしょう。
時間内 または 終日無料 |
ATM | 入金 | 出金(*) |
ゆうちょ銀行 | 無料 | 無料 |
セブン銀行 | 無料 | 無料 |
E-net(ファミマ) | 無料 | 無料 |
ローソン銀行 | 無料 | 無料 |
イオン銀行 | 無料 | 無料 |
三菱UFJ銀行 | 無料 | 無料 |
三井住友銀行 | 無料 | 無料 |
*無料と表記してあっても使用できない時間帯がある場合があります。
(*)出金は回数制限有、最低でも月4回まで無料(ステージに応じて4回~無制限)。預入・残高照会は回数制限無。
他の銀行のATM対応状況は下記ページを参照して下さい。
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ソニー銀行の商品
円定期預金金利
ネット銀行全般に言える事ですが、かつては高金利を売りにしていたのですが今では地銀や信用金庫のネット支店に負ける事も多々あります。
*円定期預金の最低預入金額は1万円以上。
ソニー銀行の円定期預金金利、キャンペーン情報は下記ページをご覧下さい。
(過去の実績では)毎年実施しているボーナス時期のキャンペーン以外は、決して高い金利ではありません。
Club S シルバーを円預金で達成しようという方は、ボーナス時期に実施する金利アップのキャンペーン期間に預入すると良いでしょう。(今後のキャンペーン実施を保証するものではありません)
他の銀行・信用金庫を含む最新の普通預金・定期預金金利情報は下記ページを参照してください。
外貨預金
他の銀行同様、ソニー銀行も外貨預金に力を入れている銀行の一つです。外貨預金で重要なのが円を外貨に、あるいは外貨を円に交換する時の為替手数料。
シルバー以下の場合、為替手数料は住信SBIネット銀行には多くの通貨で負けますが、決して高い方ではありません。
*スマホの方は横にスクロールしてご覧ください。
ステージ 無 |
シルバー | ゴールド | プラチナ | (参考) 住信SBI ネット銀行 |
|
米ドル | 15 | 10 | 7 | 4 | 6(3) |
ユーロ | 15 | 12 | 10 | 8 | 14(7) |
英ポンド | 45 | 30 | 25 | 20 | 24(19) |
豪ドル | 45 | 30 | 25 | 20 | 24(19) |
NZドル | 45 | 30 | 25 | 20 | 24(19) |
南アランド | 20 | 15 | 10 | 8 | 19(7) |
*住信SBIネット銀行はスポット購入時の手数料、及び()内は積立時の手数料。
(注意)外貨預金は預金保険制度の対象外です。
最新の為替手数料・外貨預金金利、他行との比較は下記ページをご覧ください。
投資信託
ソニー銀行では投資信託を扱っていますが、ネット証券しか取扱っていないような低コストのインデックスファンドもラインアップしています。
代表的なのが、
- 楽天・バンガード・ファンド (全世界株式・新興国株式・全米株式・米国高配当株式の4本)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・シリーズ (国内債券・日経平均・外国債券・外国株式・Jリート・グローバルリート・4資産均等の7本)
Club S シルバー達成条件の一つが投資信託月3万円以上の積立ですので、もし投資される方であれば、これらのファンドがお勧めです。
*勿論、投資信託ですので元本割れのリスクがあります。
最後に
以上がソニー銀行の解説です。
ATMの利便性と無条件で他行宛て振込無料回数も1回あり、お勧めできる銀行の一つです。
メインバンクとして使用するなら、Sony Bank WALLETを所有し、かつ300万円以上をボーナス時期にキャンペーン金利の円定期預金に預けてシルバーステージを確保、そして振込無料回数を月4回とすれば、より便利に使える銀行になります。
銀行で投資信託を購入される方にもお勧めできます。